第二新卒とは、新卒1年目~3年目以内までの社会人のことを指します。看護師転職の業界ではあまり使われる言葉ではありませんが、一般企業の転職市場においては非常によく出てくる言葉です。特に景気がよかった2007年~2009年の夏ごろまでは、多くの企業が第二新卒の採用に力を入れていました。
第二新卒が企業からの評価が高かった理由は、既に社会人として一定の経験を積んでいるため、いちから社会人マナーの研修などをする必要はないものの、まだ就職してから間もないため、前職のやり方が完全には染みついておらず、新しい職場のやり方に柔軟に適応できるから、という点です。
第二新卒の場合は一度社会に出て現実を知っていますし、若くして一度目の転職をしてしまったという点で次の職場で長く働くことに対する覚悟も強いので、結果として定着率も高く、中途採用に力を入れている企業からは人気の層だったのです。
ただし、2009年秋にリーマンショックが起き、景気が一気に悪くなってからは、企業も即戦力採用だけに絞り込むようになり、一時的に第二新卒採用ブームは去りました。最近ようやく景気が回復してきて、また徐々に意欲の高い第二新卒に対する注目が集まってきています。
看護師転職の業界においても第二新卒は人気となっています。新卒の看護師とは異なり看護師の職場の現実を知っているため、入職後にリアリティ・ショックが起こることもありませんし、看護師としての基礎的な経験は身についているため、スムーズに職場に入ることが可能です。
一方で、以前の職場でのやり方に染まり切っておらず、むしろ以前の職場のやり方に疑問を持って転職してきた人なども多いため、新しい職場のルールにも柔軟に適応できる人が多いからです。
特に看護師転職市場は当分のところ売り手市場が続くと予想されており、例え新卒で入職した病院での勤務期間が1年未満でも、十分に次の入職先は見つかります。最初の就職はどうしてもイメージだけで決めざるを得ないものの、一度でも働いた経験があれば、次の職場は冷静に自分に向いているかどうかも判断できるはずですので、最初の就職よりも失敗する可能性は低くなります。
新卒で入職後3年目未満の看護師方で転職を考えている方は、第二新卒の強みを活かしてキャリアの方向転換をするのも一つの手だと言えます。
