転職エージェント

転職エージェントとは、人材を採用したい企業と仕事を探している求職者のマッチングを本業としている転職支援会社のことを指します。転職エージェントの中には看護師の転職支援に特化している会社があり、看護師転職エージェントと呼ばれることもあります。

看護師転職エージェントの場合、紹介先は企業というよりは病院やクリニック、介護施設などが中心となっており、一般企業の求人は治験関連企業など一部に限られます。

転職エージェントは、求人広告サイトとは異なり、求職者と採用側が直接やりとりすることは基本的にありません。全てのやりとりに転職エージェントのコンサルタントが介在することになります。求人への応募手続きや面接日程の調整、辞退の連絡など、面接中のやり取り以外は全て担当のコンサルタントに代行してもらう形となります。

転職市場の状況を熟知した専門のコンサルタントが介在することで、採用側の採用成功率、求職者の転職成功率の双方を高めるのが転職エージェントの役割だと言えます。

かつては転職と言えば求人広告が主流であり、転職エージェントを利用した転職が一般的になってきたのは2000年以降です。現在では一般企業への転職においては転職エージェントが主流の転職手段となってきており、看護師の転職市場においても都市部を中心に徐々に転職エージェントを利用した転職が一般的になってきています。

看護師の転職市場は、少子高齢化による慢性的な看護師不足に加えて、2006年4月の診療報酬改定により「7:1看護」を実現する病院に診療報酬の最高ランクが与えられるようになったことで病院の看護師獲得競争が激化し、以降急激に転職市場が盛り上がりました。

この転職市場の盛り上がりを機に大手の転職エージェントが看護師の転職にも続々と参入し、サービス展開を図った結果、今では数えきれないほどの看護師専門転職エージェントが登場しています。

「転職エージェント」という言葉は看護師の皆さんにとってはまだあまり馴染みがないため、「看護師転職サイト」「看護師求人サイト」などと呼んでいるケースも多いのですが、それらは全て看護師専門の転職エージェントです。

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