求人票とは、労働条件を明示した書類のことを指し、職業安定法によって定められています。具体的には、求人票には下記の内容を明示するように義務づけられています。
- 労働者が従事すべき業務の内容に関する事項
- 労働契約の期間に関する事項
- 就業の場所に関する事項
- 始業、終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間及び休日に関する事項
- 賃金の額に関する事項
- 健康保険、厚生年金、労働者災害補償保険及び雇用保険の適用に関する事項
ハローワークやナースセンター、看護師転職サイトなどでも基本的には求人票をベースに求人の紹介が行われます。求人票のフォーマットや記載されている情報量はハローワークと民間の看護師転職支援会社では異なりますし、看護師転職支援会社によっても異なります。しかし、基本的にどのような求人票でも上記の事項は記載されているはずですので、不明な点があれば確認するようにしましょう。
また、求人票に記載されている内容が必ず正しいとは限りませんので、その点にも注意する必要があります。ハローワークの求人票だと情報が古いものや、曖昧な表現でしか記載されていないものも数多くありますし、看護師転職サイトの求人票の場合でも、稀に記載ミスなどが散見されます。
転職支援会社の中には、雇用主から求人票を受け取るのではなく、自社で記載した求人票を雇用主に確認してもらい、承諾されたものを使用しているケースなどもあります。この場合、求人票を記載しているのは雇用主の採用担当者ではなく転職支援会社のコンサルタントになりますので、特に仕事内容などについては的確な表現がなされていないケースなども多いのです。
求人票の内容だけを信じるのではなく、気になる点は面接の場でしっかりと確認し、入職後にギャップが起こらないようにすることをおすすめします。
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