回答期限とは、内定通知を受け取った後に、その内定を承諾するかどうかを回答する期限のことを指します。企業や病院・クリニックなどによっては、内定に回答期限を設けるケースもあります。回答期限内であればいつでも内定を承諾することができますが、回答期限を過ぎてしまうと、内定は自動的に取り消される形となります。一般的には回答期限は数日から長くても２週間程度に指定されることが多いようです。
なぜ採用側がこのように回答期限を設けるかというと、一人の候補者に内定を出した段階で、少なくとも一人分の採用枠の求人活動はストップする必要があります。採用活動をストップするということは、機会損失が発生することになりますが、内定を出した後にずるずると回答を伸ばされたあげく、最終的に辞退されたとなると、そのぶん機会損失は大きくなってしまいます。だからこそ、採用側としては内定に一定の回答期限を設け、もし内定を辞退された場合はすぐに採用活動を再開できるようにしているのです。
ただし、この回答期限によって非常に難しい選択を迫られることも少なくありません。例えば、第一志望の企業はまだ応募したばかりなのに、第二志望から内定を貰い、回答期限を３日で区切られた場合などです。
この場合、第一志望の選考は３日では確実に間に合いませんので、第一志望への転職は諦めて安全に第二志望の内定を承諾するか、それとも第二志望の内定は辞退して、あくまで第一志望の転職にかけるか、という選択を迫られることになります。もちろん第一志望の転職先から確実に内定がもらえるとは限りませんので、後者の場合は非常にリスキーな選択になります。
このように、回答期限があることによって何らかの選択を妥協せざるを得なくなるケースも転職活動では良くあることなので、こうした事態を防ぐためには、同時並行で受けている選考の足並みをできる限り揃えていくことが重要になります。
ただし、事情を説明すれば回答期限を延ばしてもらえることもあるので、どうしても選択が難しい立場に追い込まれたような場合、看護師転職サイトの担当アドバイザーに相談するのも一つの手です。
看護師転職サイト経由で転職活動を進める場合、こうした事態が起こらないようにしっかりと面接日程や選考ペースを調整しながら進めてくれるので安心です。また、もちろん全ての企業や病院が回答期限を設定してくるわけではありませんので、気になる方は事前に確認しておくのもよいでしょう。
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