職場の雰囲気が合わないと感じたらやるべき3つのこと

勤務先の病院が自分に合わないと感じる原因は何でしょうか。人間関係や職場環境など、モヤモヤしたら原因を突き止めてみましょう。職場での違和感に対して行うべき3つのことをおさえて、悩む時間を少なくしてみませんか？

1、違和感があることをよしとしよう

念願の看護師になるという夢を叶え、いざ勤務してみたものの、なんとなく雰囲気が合わないと感じているという方はいませんか？しかし、毎日忙しい仕事に追われ、自分の悩みや違和感は後回しにしてしまう…という方も多いのではないでしょうか。職場の雰囲気が自分に合わないと感じていることをずっと胸の内にしまっていると、いずれストレスになってしまう恐れもあります。

仕事への違和感が積み重なると、仕事が楽しくなくなったり、苦痛になったりする場合もあります。看護師として長く働き続けるためにも、そのストレスのせいで心の病になる前に対策をしておくことも大切です。職場への違和感がある自分だけがおかしいのでは？と思い詰めてしまう人もいますが、その必要はありません。まずは「職場への違和感を抱いてもよい」と割り切りましょう。

さて、雰囲気が合わないと感じたらどうすればよいのでしょう？一人で思い詰めてしまうタイプの方におすすめしたいのが、職場の人に声をかけてみることです。まずは話を聞いてくれそうな同僚に相談してみましょう。実はあなただけではなく、一緒に働いている人も同じことを感じているということも大いにあり得ます。

誰かに話を聞いてもらうときは、「私は合わない」と主張するのではなく、「私は、▲▲という雰囲気が合わないと思うんだけど、○○さんはどう思う？」というように、相手がどう思うかを引き出すことが大切です。漠然とした主張は愚痴ととらえられてしまうかもしれません。大切なことは「具体的に自分に職場の何が合わないのか」を洗い出すことです。

2、原因はどこに…？違和感のもとを見つけよう

さて、自分は職場に具体的にどんな違和感があるのかがわかりましたか？もし、なんとなく合わないと思っていることはあるけど頭の中でごちゃごちゃになってしまう、という場合には、箇条書きにしてみましょう。そうすることで自分でもはっきりと洗い出しができます。先ほどのように人に相談する時にも役立ちますね。

洗い出しができたら、合わないと感じる原因はどこにあるのかということを考えてみます。このことでこういう雰囲気になると合わない、医師のAさんや看護師のBさんと合わない…などという発端が見えてきますね。ひとつひとつ振り返ることで、モヤモヤが晴れてくるでしょう。

職場の雰囲気は、そこで働く人同士が作り上げています。勤務年数の長い人がリーダー的な存在になり、全体の雰囲気が左右されることもあります。それは病院だけではなく、一般的な企業でも多く見受けられることです。

職場が自分に合わないと感じる原因が特定の人にあると思うようであれば、誰が影響をもたらしているのか、ということを考えてみてはいかがでしょうか。そうすることで特定の人に会う回数を減らしたりするなど、自分からダメージを回避する方法を考えることができます。

3、自分からの働きかけで雰囲気が変わるかもしれない

先ほど、職場の雰囲気が合わないと感じている同僚は他にもいるかもしれない、とお伝えしました。しかし、そのことで職場全体の雰囲気が悪くなり、仕事にも支障が出てしまうことは避けたいですね。看護師は患者さんなどからも責任と信頼を得る立場であると考えると、違和感を抱きながら仕事に取り組むのは精神的な負担が増すばかりです。

そこで違和感のある雰囲気に流されるのではなく、思い切って自分から全体の雰囲気を変えようと積極的に働きかけてみてはいかがでしょうか。あなたが行動することで、同じ思いで悩んでいた仲間が賛同してくれるかもしれません。

雰囲気はあなたを含めた職場のメンバーが作り出しています。雰囲気に流されてしまったり、いいたいことを我慢したりすると、あなたはその雰囲気に馴染んでいるひとりだとみなされてしまうことでしょう。これはあなたにとっても損ではないでしょうか？

ひとりの行動がみんなのためになることもあります。もちろんあなたのことを全員が受け入れてくれとも限りません。しかしその勇気が誰かを救うことになったり、自分自身が今の仕事をしている意義を改めて見つけられたりすることもあるのです。今後のための大切な気づきになるではないでしょうか。

3つのポイントのおさらい

最後におさらいをしてみましょう。職場の雰囲気が合わないと感じたらまず3つのことをやってみましょう。

話を聞いてくれそうな仲間に相談をする
合わないと感じることを洗い出してみる
全体に働きかけ改善を試みる

まずは身近な人に相談をしてみるだけでも、心が楽になる場合もあります。たとえ行動に移せなくても1、2の相談と洗い出しをするだけでも心がすっきりとしてくるでしょう。

また、あなたの理想とする職場の雰囲気や看護師のイメージとのギャップが違和感を生み出していることもあるでしょう。特に、全体に働きかけても改善が期待できないと感じる時は、別の職場を探したほうがよい場合もあります。

看護師のあなたは、半年後、1年後、3年後どんな風に仕事をしていたいと思いますか？
今よりも経験を積んでいきたいと考えているのであれば、自分がこれから先も成長できる環境かどうかという視点で仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

時として合わない職場の雰囲気に頭を抱えてしまうこともあるでしょう。しかしそこで自分を見つめ直すチャンスだと、ポジティブにとらえてみましょう。あなたが看護師としてもっと素敵に輝く日が訪れるのを願っています。

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