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大真会　大隈病院は昭和51年に大隈鐵工所より病院を引き継ぎ大隈病院を開設しました。病院は7診療科に病床数180床を有しています。中でも脳神経においては、1978年より常勤医師による診療を行ってきました。そして日本脳神経学会の専門医訓練指定施設として認定されています。近年では脳血管障害に対する新しい診断法とその早期治療に対応していくための診断機器更新、新機器導入を行い日々の診療にあたっています。さらに脳卒中、脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞、水頭症、頭部外傷、脊髄脊椎疾患、頭痛、顔面けいれんなど、主に脳・脊髄の病気を対象にした診療を実施しています。とくに脳疾患の場合は一刻をあらそうようなケースが多発します。病院では急性期治療をはじめとして、急性期～亜急性期における機能回復訓練にも力を入れています。機能回復を目的とする機能回復訓練を行う部門では脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患などの疾患を対象に総合的な機能回復訓練を実施しています。一人ひとりの患者さんの症状に適した最適なプログラムの提供が行えるよう、医師を中心とした、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門スタッフや看護師などの病棟スタッフが協働して、障害の回復だけではなく、社会復帰に向けた取り組みを実施しています。

総合上飯田第一病院は昭和26年に医療法人愛生会 上飯田第一病院として発足しました。病院は内科、外科を始めとした診療科を中心に28診療科を有しています。病院に初めて来院した患者さんでも症状に適した診療科を判断しやすいように細かく分類されていると共に専門に特化した医療展開を行うことで患者さんに良質な医療の提供を行っていくことにも?がっています。なかでもここ数年で急速に患者数が増加している生活習慣病のなかでも糖尿病について専門に特化した外来として糖尿病内科を設けています。外来では主に薬物療法を行っている患者さんを対象に外来看護指導を実施しています。糖尿病性神経障害を引き起こしている患者さんに対しフットケア指導やセルフケアを中心に行い患者さんに充実した医療の提供を心がけています。また病棟では教育指導とともに今後は腎臓内科と連携を図り糖尿病透析予防にも力を入れていく計画です。また病院の特徴的な取り組みとして物忘れ評価外来を設けています。治療法としては認知機能の低下を引き起こす全ての疾患を対象とし識別診断を実施していきます。主にはレビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭葉変性症などありますが、この他にも100以上もの疾患があるといわれています。治療においては患者さんの生活過程を重視した治療を推進していきます。日々の生活のなかで認知機能の改善を目指していきます。

上飯田リハビリテーション病院は急性期医療を受けていた患者さんが回復に向かい集中的な機能回復訓練を必要としている患者さんを受け入れ急性期、回復期、維持期の３段階ごとにそれぞれのメニューを行っているリハビリ専門の医療機関です。特徴として病院では医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、医療ソーシャルワーカーといった専門スタッフによるチーム医療を構築し患者さんに適し医療の提供を行っています。チーム医療の中で看護師が担う役割は他職種と積極的に連携をもち患者さんのニーズを的確に捉えた質の高い看護、介護の提供を実践していくことがあげられています。病院では各病棟を２チームに分類しそれぞれの看護師や介護士が継続的な看護や介護を提供できるよう固定チームナーシング制度を取り入れています。そんな病院では２００９年より退院サポートの一環として患者さんのご家族の方を対象とした介護教室を実施しています。教室では｢排泄｣、｢乗り移り｣、｢介護保険｣、｢着替え｣、｢健康管理｣の５つの項目に着目し実技指導を交えながら基本的な介護技術や知識を習得し身につけることで患者さんが退院された後もご家族の方が安心して介護できるよう支援する取り組みを実施しています。